この地この季節には
食うべき食材があり、その食材の組み合わせにも必然がある
先人達から伝わった調理法もまた
道理があるからこそ今も残る
料理人の仕事の究極は、余計な手を加えず余計な味を付けない事
心をこめて、もっと旨くもっと美しくを実践し
当たり前のものを当たり前に30年作り続ければ
それは当たり前ではない至高の一品になる
そこに滲み出てくるのが本当の個性であり料理人の人となり
日本料理の継承者たる店主の世界遺産をご賞味あれ
店主のプロフィール
長谷川 洋 (はせがわひろし) 1959年 秋田県横手市生まれ 1983年 大学卒業後、山本敏雄氏(注釈)に師事し修行に入る 赤坂「満津里」ホテルニューオータニ「みずたに」「エスカイヤクラブ日比谷店」 「典座坊 八山」で修行。 1988年 横手に帰り「Cuisine 長谷川」を構える 2005年 銀座「胡蝶庵」を引き継ぐ 2006年 現地に「離れの料理屋 はせ川」を構え現在に至る 注釈 昭和20年代後半に神戸「六甲花壇」で道場六三郎氏と修行を共にした盟友であり 帝国ホテル「なだ万」等で腕を奮いエスカイヤクラブ東京和食店舗グループの 総料理長を長く勤める。 関西調理師大京会の元理事長。 厚生労働省より卓越技能賞「現代の名工」受賞。